設計事例
愛泉苑特別養護老人ホーム
特養の新時代。
東北道沿いの民家と田畑の広がる、ゆったりとした敷地にある特別養護老人ホーム愛泉苑の建替えを行った。外観に温かみを持たせたり、地域交流室と一体で利用できる広場やポケットパークと呼ばれる屋外空間を設けたり、明るくモダンな内装にしたりすることでこの特養の利用者や、利用者家族、職員、さらには地域住民も気軽に立ち寄れるような、この地に根差した特別養護老人ホームである。
周囲は東北道の高架、民家、畑と大きなものから小さなものまである。この建物はどのスケールから見てもあたたかい「愛泉苑らしさ」を演出した。外観はクリーム色の優しい色にルーバーをランダムに纏わせたり、各所に曲線を取り込んだりしている。2色で構成されるルーバーはその割合を徐々に変えることでグラデーションに見える。これらによって温かみのある自由サ、多様性、寛容性を表す。
建物はデイサービス、地域交流、ショートステイ、特養で構成される。明るいながらもシックなマテリアルで構成されるエントランスは、プライバシー配慮や感染症拡大防止のためにカウンターを目立つところに設置せず、インターホンでやり取りを行う。
特養部分は従来特養でありながら、全部屋個室としている。廊下の途中に設けた大きな引き戸で感染症発生時に安全・危険のエリア分けを可能にしている。南北に長いプランは中央のクランク部に2面開口の明るい食堂があり、東北道越しの景色が楽しめる。
開放的なスケルトン天井の事務室など職員の働く環境も大切にしている。
施設というイメージを覆し、変革期の新しい時代に対応した特養である。
周囲は東北道の高架、民家、畑と大きなものから小さなものまである。この建物はどのスケールから見てもあたたかい「愛泉苑らしさ」を演出した。外観はクリーム色の優しい色にルーバーをランダムに纏わせたり、各所に曲線を取り込んだりしている。2色で構成されるルーバーはその割合を徐々に変えることでグラデーションに見える。これらによって温かみのある自由サ、多様性、寛容性を表す。
建物はデイサービス、地域交流、ショートステイ、特養で構成される。明るいながらもシックなマテリアルで構成されるエントランスは、プライバシー配慮や感染症拡大防止のためにカウンターを目立つところに設置せず、インターホンでやり取りを行う。
特養部分は従来特養でありながら、全部屋個室としている。廊下の途中に設けた大きな引き戸で感染症発生時に安全・危険のエリア分けを可能にしている。南北に長いプランは中央のクランク部に2面開口の明るい食堂があり、東北道越しの景色が楽しめる。
開放的なスケルトン天井の事務室など職員の働く環境も大切にしている。
施設というイメージを覆し、変革期の新しい時代に対応した特養である。
施工データ
- 建 築 主
- 社会福祉法人 愛の泉
- 所 在 地
- 埼玉県加須市
- 工 事 種 別
- 新築
- 敷 地 面 積
- 15,720.07㎡
- 延 床 面 積
- 5,022.48㎡
- 構 造 規 模
- 鉄筋コンクリート造、地上4階
- 定 員
- 特別養護老人ホーム80名、ショートステイ43名、デイサービス35名
- 竣 工
- 2023.03
- 施 工
- 建築/古郡建設 電気/ニチデン技術サービス 機械/リプロ