設計事例
生活介護事業所ふぁず生活介護事業所
木造の温かみと公園との自然な一体感
自閉症を伴う利用者を対象にした通所施設として、児童公園と同じ区画の一部に計画されました。設計にあたり、利用者の心理面への配慮、公園との関係性を特に重視しています。配置については、ボリュームを抑えながら建物を公園側に寄せ、施設内でも気分が変えらるように、空と緑を望むテラスを介することで分棟のような形になっています。内部空間は、自然光をできるだけ採り入れ、木造の一部を現しとし、軒を深くすることで周り環境から守らている感覚を意図するなど、温かみが感じられる落ち着いたものとしています。公園の緑になじむような木調の外壁、モスグリーンの屋根、借景を意識した開口、テラス等により隣接する公園との程よい距離感で自然な一体感が生まれています。
施工データ
- 建 築 主
- 社会福祉法人横須賀たんぽぽの郷
- 所 在 地
- 神奈川県三浦市
- 工 事 種 別
- 新築
- 敷 地 面 積
- 925.39㎡
- 延 床 面 積
- 339.10㎡
- 構 造 規 模
- 木造、平屋
- 定 員
- 生活介護20名
- 竣 工
- 2022.2
- 施 工
- 建築/ヤマムラ 電気/アジル 機械/テクノ・フィールド